氏名 田中 誉樹 (TANAKA Motoki)  
所属 現代人間学部 心理学科 
心理学研究科 
職名 准教授 
主要学歴
1989年3月関西学院大学大学院社会学研究科博士前期課程 社会福祉学専攻修了 修士(社会福祉学) 
1992年4月甲南大学 大学院 人文科学研究科 修士課程(応用社会学「人間と心」コース専攻)入学(当時は、応用社会学専攻課程において、臨床心理士の養成が行われていた。) 
1995年3月甲南大学大学院人文科学研究科修士課程(応用社会学「人間と心」コース専攻)修了  修士(社会学) 
2000年3月甲南大学大学院人文科学研究科博士後期課程(応用社会学「人間と心」コース専攻)単位取得後退学 
取得学位 関西学院大学 大学院 社会学研究科 博士前期課程(社会福祉学専攻)修了
修士(社会学)
甲南大学 大学院 人文科学研究科 修士課程 修了 修士(社会学)
甲南大学 大学院 人文科学研究科 応用社会学専攻 博士課程 単位取得退学 
研究分野の概要 境界例をはじめとする人格障害レベルのクライエントの実存様態を、現象学的心理学の観点から分析し、明らかにすること。クライエントを機械的に心理学的概念へと分析・還元するのではなく、独自で一回的な生を生きる一人の人間として、その体験の個人的意味を理解し、援助につなげること。臨床心理学への解釈学的現象学の適用した事例研究に力を入れており、最近は、作家、太宰治の精神病理について、サルトルの実存的精神分析を用いた研究を続けている。

 
キーワード 境界性パーソナリティー障害, 解釈学的現象学, 事例研究, 実存的精神分析 
主要職歴
1989年4月〜1991年12月医療法人清心会山本病院 医療相談室勤務(常勤 精神科ソーシャルワーカー) 
2000年4月〜2006年3月神戸女子大学 文学部 社会福祉学科(2006年4月より健康福祉学部健康福祉学科に改編) 助教授 (担当科目:カウンセリング、臨床心理学、発達心理学。学生相談室副室長、臨床心理相談室スタッフ) 
2006年4月〜現在に至る京都ノートルダム女子大学心理学部准教授 
2006年4月〜現在に至る京都ノートルダム女子大学心理学研究科准教授(兼任) 
学内活動 キャリアセンター推進活動委員会、スカッシュサークル顧問 
教育・研究活動
1.担当科目学 部:臨床心理アセスメントB、無意識の心理学、心理学演習I供⊃翰テスト実習、心理学基礎演習、
大学院:臨床心理学特論I、臨床心理基礎実習記供⇔彎何翰実習記供⇔彎何翰事例研究法演習I供◆⇔彎何翰学専門演習I供特別研究 
2.教育活動
教育実践上の主な業績 年 月 日 概 要
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む)    
1)  文献、ロールプレイ、ビデオ教材を活用しての知性、感性両面に働きかける授業設計。  2000年4月〜2006年3月  神戸女子大学文学部社会福祉学科の専門科目「社会福祉演習II」では、受講生がカウンセリングの基本的方法を、知性と感性両面から学ぶことができるよう配慮し、文献講読、ロールプレイ、ビデオ学習の三要素で授業を構成した。具体的には、カウンセリングに関する専門書講読に加えて、講読内容に沿った面接技法や援助態度を、ロールプレイで学生に実演させ、お互いに感想を話し合わせた。また、内容に応じた教材ビデオを利用し、実際にその技法がどのように実践されているかを理解できるようにした。このように授業を進めることで、学生は、対人支援的な面接方法を、体験的に学ぶことができ、また、お互いの信頼関係も深めることができた。 
     2000年4月〜2007年3月  帝塚山学院大学文学部人間科学科の専門科目「臨床心理学実習」では、ロールプレイ、視聴覚教材等を中心に授業を構成した。例えば、学生に音楽を聴かせ、それに対して抱いた感情を絵や文章に表現させた。これは学生が自分の感情を内省し、内省したことを表現する訓練である。また、そこで自覚された感情について、ペアになってシェアさせ、相手の話を受容的、肯定的関心を持って聴くよう指示した。これは、カウンセリングの基本的な技法と態度を経験的に学ばせることを目的としたものである。このように授業を進めることで、学生は、心理臨床で用いられるいくつかのワークを経験を通して学ぶことができ、同時に自己理解を深めることもできたように思われる。 
     2006年4月〜2012年3月  京都ノートルダム女子大学心理学部心理学科では、「心理検査法」を担当していたが、授業内容の性質上、学生が心理検査の〔榲、⊆損槓法、7覯未里泙箸疂、す融,了妬などについて正しく理解できるよう、これら4つの項目に沿って資料を作成し、指導している。このように授業を受け、レポートを、 銑い力帆箸澆暴召辰峠颪ことを通して、学生は、心理検査が何を測るものであるか、それから得られたデータを如何に解釈すればよいかを体系的に理解できたと思われる。 
2)  授業外における学習を促進する取組み  2006年4月〜現在に至る  京都ノートルダム女子大学心理学学部心理学研究科においで担当している「臨床心理学特論機廚任蓮⇔彎何翰学の主要な諸理論についての理解を深め、ただ教わるのではなく、大学院生自らが問題意識と主体的関心を持って授業に取り組むことを目的として、講義だけではなく、大学院生による発表とディスカッションを重視している。授業前にあらかじめ、そのため、決められたテーマについて調べてくることを課題として課している。このように授業を進めることで、学生は、自分が調べた内容についての関心を深め、他の学生の発表を聴き、ディスカッションすることで、臨床心理学の諸理論についての知識を得るだけでなく、自ら主体的に関心を持って理論を学ぶ経験を持つことができたと思われる。 
(2)作成した教科書、教材、参考書    
(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等    
(4)その他教育活動上特記すべき事項    
3.研究活動
著書、学術論文等の名称 単著・共著の別 発行又は発表の年月 発行所、発行雑誌
(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
(1)著書          
1)  (教科書)『障害者福祉概説』社会福祉ライブラリー第1巻  共著  2003年9月  明石書店  編者:近藤久史氏、清野佶成氏、藤田和弘氏 執筆:阪田憲二郎氏、二文字理明氏、落合俊朗氏、松山光生氏、藤田和弘氏、川住隆一氏、山本昌邦氏、田中誉樹  274頁〜285頁 
2)  『人間学的境界例論―苦悩する人達との対話から―』  単著  2006年3月  かもがわ出版    全117頁 
  単著         
  単著         
(2)論文          
1)  「善と悪のはざまで−C君との関わりを通して−」  単著  1993年3月  『甲南大学文学部心理学教室紀要』第2号    1〜11頁 
2)  「境界例であることについての現存在分析的考察―ある女性患者の治療経過を通して」  単著  1996年3月  『甲南大学文学部心理学教室紀要』第4号    29〜38頁 
3)   「死への存在としての根源的不安が持つ意義についての一考察(ある人格障害の男性との面接課程を通して)」   単著  1996年3月  『甲南大学紀要文学部編』    1〜11頁 
4)  「境界例の心的世界についての臨床心理学的考察-特に悪と良心の問題を中心に-」  単著  1997年3月  『甲南大学心理臨床カウンセリングルーム紀要』第6号    77〜86頁 
5)  「カウンセラ−の基本的態度についての考察−Rogersの三条件の臨床的意味を見直す試み−」  単著  1999年3月  『甲南大学心理臨床カウンセリングル−ム紀要』第8号     
6)  「激しい怒りを抱えたある人格障害者との面接についての一考察―怒りを表現することの意味を中心に―」  単著  1999年3月  『甲南心理臨床学会紀要』第2号    13〜21頁 
7)  「境界例患者の治療面接における「欠損」の問題についての一考察 ある患者との面接経過を通して」  単著  2000年6月  『神戸女子大社会福祉学研究』第4号    109〜138頁 
8)  「心理療法課程におけるダイモニックなものの治療的意義について」  単著  2002年11月  『神戸女子大社会福祉学研究』第6号    95〜117頁 
9)  「現代における青年のリストカットについて―実存的心理学の観点から―」  単著  2003年1月  『神戸女子大社会福祉学研究』第7号    77〜93頁 
10)  アトピー性皮膚炎に悩む・ある女性患者との心理療法過程について―実存的カウンセリングの観点から―  単著  2004年3月  神戸女子大学文学部紀要 第37巻    141〜157頁 
11)  「クライエントであること」についての実存心理学的考察  単著  2004年3月  神戸女子大学文学部紀要 第38巻    193〜199頁 
12)  心理臨床における心理臨床家の『頽落』について  単著  2004年3月  甲南心理臨床学会紀要 第7号    19〜24頁 
13)  社会福祉学科新入生合宿オリエンテーションの意義と効果  共著  2006年3月  神戸女子大学紀要社会福祉学研究 第9号  坂下達男氏、清水益治氏、田中誉樹、眞野典子氏   
14)  治療者に対してクライエントが示す怒りについての人間学的考察―ある男性境界例患者との面接過程から―  単著  2008年3月  京都ノートルダム女子大学心理臨床センター心理相談室紀要 第4号    1〜25頁 
15)  「フロイトの症例『エリザベート』についての現象学的研究−その1−」   単著  2012年3月  京都ノートルダム女子大学研究紀要第42号     
16)  境界性人格障害についての実存的精神分析―太宰治を事例として―  単著  2014年3月  言語文化研究第4号    41〜55頁 
17)  境界性人格障害の心理的理解と支援についての質的研究 ー作家 太宰治を事例とした解釈学的現象学の立場からー   単著  2014年3月  京都ノートルダム女子大学研究紀要第44号    37〜48頁 
(3)その他          
1)  (学会発表) 「心理療法における沈黙の意義についての現存在分析的考察ーある人格障害者の面接経過を通して」   単独  1996年9月  日本心理臨床学会     
2)  (学会発表)「治療者に対する境界例の『怒り』について」  単独  2004年9月  日本心理臨床学会     
3)  (調査研究)「精神障害者の社会資源ネットワ−クの構築に向けて−デイケア、共同作業所の役割分担モデルに関する研究」   共著  1993年3月  関西学院大学精神保健研究プロジェクト  松岡克尚氏、田中誉樹、大谷京子氏、山本誠氏の共同研究、  2〜10頁、20〜22頁 
4)  (翻訳 学術書)『危機介入の理論と実際』 Crisis Intervention teory and methodology   共訳  1997年5月  川島書店  小松源助氏、荒川義子氏 監訳。峯本佳世子氏、渡辺顕一郎氏、松岡克尚氏、藤田譲氏、田中誉樹  第6章9節 90〜94頁 
5)   (辞典)『現代社会福祉用語の基礎知識』   共著(監修)  2001年4月  学文社  成清美治氏、加納光子氏 編集代表、相澤譲治氏、梓川一氏、安部行照氏、綾部貴子氏、荒井緑氏、有川洋司氏、池田和枝氏、池田和彦氏、石井祐理子氏、田中誉樹、他74人の共著  10〜11頁、13〜14頁、56頁、95頁、115頁、127頁、149頁 
6)   (講師、講演等)「母子家庭の子育て支援」   単独  2001年6月  財団法人兵庫県婦人協励会幹部研修会     
7)  第38回近畿学生相談研究会特別例会講師  共同  2005年11月  近畿学生相談研究会  前田研史氏   
8)  (学会自主シンポジウム指定討論者)「ジェンダーコンシャスなアプローチ」  共同  2012年月14日  日本心理臨床学会第31回秋季大会  中村このゆ氏、葛西真記子氏、松田真理子氏、田中誉樹   
9)  (学内助成金採択研究) 境界性パーソナリティー障害の心理的理解と支援についての質的研究  −作家太宰治を事例とした解釈学的現象学の立場から−  単独  2011年4月〜2012年3月  京都ノートルダム女子大学学内研究助成制度 萌芽研究奨励費     
10)  (学内助成金採択研究)境界性人格障害の症状の実存的意味の解明 ―太宰治を事例として―  単訳  2012年4月〜2013年3月  京都ノートルダム女子大学学内研究助成制度個人研究     
11)  (学内助成金採択研究)太宰治の作品にみられる境界例的空虚感についての解釈学的現象学及び実存的精神分析による検討―特に太宰を巡る女性との関係から―  単独  2013年4月〜2014年3月  京都ノートルダム女子大学学内研究助成制度 個人研究     
4.学会等および社会における主な活動
(1)学会活動
1992年4月〜現在に至る。  日本心理臨床学会正会員 
1997年4月〜現在に至る。  甲南心理臨床学会正会員 
2002年4月  日本ユング心理学会会員 
2010年10月〜現在に至る。  日本箱庭療法学会会員  
2011年1月〜現在に至る。  日本質的心理学会会員 
2011年〜現在に至る。  日本EMDR学会 
2012年11月〜現在に至る。  日本サルトル学会会員 
(2)公的機関の役職等
(3)非営利組織等における活動
(4)講演講師等
2001年6月  (講師、講演等)財団法人兵庫県婦人協励会幹部研修会「母子家庭の子育て支援」 
2005年11月  第38回近畿学生相談研究会特別例会講師 
(5)その他